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ヒートペンで白化対策してみる

もしかしたら出来るんじゃないかな?と思ったのが始まり。

その前に、白化てっ何?が先ですかね。知ってる人は読み飛ばしてください。
塗装派には、あまり関係ないですが、無塗装派には、目立つところに白化が発生した場合には、頭を抱えるような問題です。

 

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◎白化って何?

プラモデルのパーツを切り出して、ゲートカットしたとき、白くなる部分が出てしまうんですね。
よく切れるニッパーで切ると、白化は起きないのですが、切る前に、ゲート部分にテンションがかかると、問答無用で白化します。
よく切れるニッパーでも、両刃だと、切断の質の問題で、白化が出ることがあります。
白化が起きてるパーツはコレ。

化学変化が起きてるとか、微細なひびとか、素材が伸びてるとか、色々な要因があるようです。
よく起きやすいのが、ランナーとパーツの間の、ゲートと呼ばれる部分が、太かったり、短かったり?すると、白化確率が高いです。
太いと、起こりやすい理由は、最初は薄い刃が当たるので問題ないのですが、切り進むと、太い部分が干渉を始め、切断前に千切れます。
最悪、パーツの方もえぐれます。(´・ω・`)
短い場合、一見良さそうに見えますが、実は、こちらの方が太いものより性質が悪く、刃と、ランナーの太い部分が干渉し、切断前に千切り抜き、パーツがえぐれます。

 

 

◎白化を避けるには?

よく切れるニッパーで切る。
よく切れるデザインナイフで処理する。
これらに尽きるのですが、どんなに気を付けていても、白化するときはします。(´・ω・`)

 

 

●白化したらどうしたらいいの?

ヤスリで削ります。・・・が、表面だけに、白化が出てる場合はこれだけで終わりますが、深い場合、たとえばコレ1.の部分。こうなると、かなりの深さまで白化が潜り込んでます。
プラモデル用の接着剤を塗布したら、白い部分が見えなくなるかもしれませんが、塗布した部分全体がシミのように、色が少し変わってしまうかもしれません。

折角持ってるので、ヒートペンを使って弄ってみましょう。

十和田技研 ヒートペン EASY WELDER プラモデル用工具 ツール HP-1000 (C)

温度を溶けすぎない温度、180℃でやってみます。
1.削った後に見えている、白化部分
2.ゲート処理後の白化部分

この2か所を軽くヒートペンで撫で、軽くヤスリをかけてみると、こう。
結構目立たない?ようになってます?

ついでに、先日組んだ百式の足と、パーツ切り出したまま放置してる、ガンダムMarkIIの胸部背側パーツ

実は、markIIのパーツから先に試したので、少し失敗してます。溶けすぎです。設定が190℃でした。

ヤスリ掛けたら、まぁ、ダイジョウブ?っぽいので記事にw

百式の足は、ゲートが短すぎて、えぐれてしまったものです。

以前に書いたやり方で、ヒートペンを使い、余材パテを塗り付け・・・
盛り付けすぎると、ひどい目に合うので、余分につけないように。。。

削ってみました。あとは、仕上げ目の800番以降をかけていけば、キレイになるかな?

このくらいの見た目には、なるようです。

1か所撫でるのに、数秒。ヤスリが1~2分程度の作業でしょうか。
目立ってしまう部分の補修には、ヒートペンも使えるかもしれません。


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