タイトル:ハロウィン2021
制作サイズ:2400x3000
使用ソフト:クリップスタジオペイント
製作開始:2021年9月23日

ようやく、ハロウィン絵終わりました。(;´Д`) この記事を書くために以前のハロウィンの記事を探してみたら、いずれも遅れてるじゃないですか・・
前年に至っては、今年と同じ日付でした。 ということは・・、今年はそんなに遅れていないことに!  ・・いえ、そもそも遅れるのがおかしいのです。

ここまでの魔女さんのお話

2019年ハロウィン
2020年ハロウィン

狐耳騒動から1年。
今年も、ハロウィンの日がやってきました。

魔女さんも、おやつを用意して、子供たちにあげるのでした。
そんなハロウィンナイトも終わる夜更け近く、玄関から扉をたたく音がします。

「子供たちにしては、少し遅すぎる時間なんだけど・・、なんだろう?」
不振がりながらも、扉を開けると、そこには・・

・・・トリック・オア・トリート!」
知らない娘ですが、見覚えがありました。
「師匠ですよね・・?その恰好はもしかして。」
「さすが我が弟子、よく気が付いてくれた。そして、この姿の原因も解っているようじゃな。」

金銀赤の三色髪に、金と赤のオッドアイという、そんな特徴を持った人がそんなにいるものですかと思いつつ。
「今まで、どうなさっていらしたですか?」
と、一番の疑問を訪ねます。

「話せば長いのじゃが・・ 年若くする必要のある仕事を受けて、60ほど若くしたのじゃよ。」
「えっ、師匠って確か4・・」
「女の歳を詮索するでない!」

「まぁ、でも仕事が失敗してな。 事前に用意しておいた、セーフティを起動してもらって、何とか命をつないだのよ」
「セーフティ?」
「この姿に気が付いたのなら、解るのではないか?」
「あっ」

「これですか」
「そうそう。 そこから、残存する魂の情報を送り出してもらったのさ。」

「でも・・。 彼らは知らないと言ってましたよ?」
そう言って、お化けたちを指さします。
「えっ」
「えっ」

「・・まぁ、結果オーライじゃ・・。」
青ざめているものの、仕草や舌足らずな口調も相まって、いちいち可愛いなと、魔女さんは思いました。

「魂は確保したものの、”存在”を確定するには時間とハロウィンの日が必要で、知識や経験の大半を触媒として、”存在”取り戻し今日帰って来たというわけじゃ。」

「どこかの錬金術師みたいなことをしたんですね。お疲れさまでした。」
「あぁ、本当に疲れたよ。」

「失った知識も多い、今日から勉強しなおしじゃ。 そなたも手伝っておくれ。」
「はい!」

「ところで・・」
師匠の持ってきた、かごを一瞥して。
「あの大量のお菓子は、まさか、その格好で貰ってきたんですか?」
「アハハッ。そんなわけあるまい。私にとっては、そなたは子供のようなものじゃからな。」
「・・・・・・!」
思わぬ言葉に、目を丸くする魔女さん。

「ハッピー、にぅ・・・・ハロウィン!じゃな。」
「お茶を入れますね。」
「言い損ないをスルーするでない! ・・ダージリンで頼む」
若返った師匠の舌には、少し苦かったようですが、ミルクティーにして楽しんだのでした。

ブロトピ:イラスト描いたよ(*^-^*)

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